親とお金のやり取りをした話

タイトルのまま。
世の中には親から金銭を求められる子供がどのくらい居るんだろうと純粋に疑問に思っていて、もし辟易しているならあなたの考えは間違ってないよと背中を押したい話。

  1. 親から「お金貸して」と言われた衝撃
  2. そもそも他人からもらうお金が自分のものになったことはない
  3. お金のことでがっかりすることほど悲しいことはないと思う

1、親から「お金貸して」と言われた衝撃

当時高校生だったかな。
それまでにもやたらとお金のことをあれこれ言われて嫌になったので、学校に申請出してバイトをしてました。
高校生が稼げる金額なんて微々たるもんですが、使ってる携帯代とプラスで幾らかを家に入れるような感じで。
残りはお小遣いにしたり、貯めておいたり。

時々、実家の電気が止まるので、払込票を探して自分で払いに行くこともありました。
そのことを言って返してもらえる時は返してもらえるけどラッキーって感じ。

なんというか、日常生活から既に親とお金っていうのものに信用がありませんでした。
とはいえ、このくらいならまあ我慢出来たというか、「こんなこともあるよね」くらいでいられたんですけど。

高2か3の時、母親に「生活費が足りないからお金貸して」って言われました。
その時の衝撃はめちゃくちゃすごくて、今でも言葉に出来ないです。

親は共働きだったんですけど、思いがけず給料明細を見たことがあったので月にどのくらいのお給料をもらっているのかは知っていました。
私は高校が授業料無償化になっていたし、必要な教材なんかも自分で購入していたので、あとは定期代とか学校の雑費くらいなんですよね。
一人っ子だし、どう考えても足りなくなるとも思えないくらいのお給料はもらっていると思っていました。

貸して欲しいと言われたのは10万円。
バイトもそれなりに入れていたのでまあ、払えなくはないかなくらいの気持ちだったんですけど。
ただ、聞かないわけにはいかなかったので何に払うの?とは聞きました。

まあ、当然答えてくれないし、生活費と言われるだけ。
しかも貸してもらえないと支払いが出来なくて困るってめちゃくちゃ言うんですよ。

もう戻ってこないものだと思って、とりあえず貸しました。
衝撃というか、なんか疲れますよね。

子供は家計のことまで気にしないといけないのかって思ってしまったし、ひたすら信用が落ちていくばかりなんですもん。
今考えてみても、私は絶対子供にお金を貸して欲しいなんて言えないし、言いたくもない。

時々ふと思い返す度に私の中で、この時のことがめちゃくちゃ大きな出来事として認識されているんだなと思います。
身内とか他人とか関係なく、お金って本当に人間同士の信用なくすものなんだよ。

2、そもそも他人からもらうお金が自分のものになったことはない

お祝い金とかお年玉とか、基本的に全て没収されてました。
特に返ってきたことはありません。

入学祝いなんかは教科書代とか必要なものに使うから手元に持っておきたいとだけ言って、小銭をお小遣いにしてたくらい。
他のおうちがどんな感じなのかは分からないですが、それが普通だったので特に何も思ったことはないです。

親の気まぐれで何を買ってあげるとか色々言われることもありましたが、結局親が思った「良い物」じゃないと買ってもらえるわけじゃないし言い合いになるだけなので無視。
学校に掛かるお金とかもぐちぐち言われてたので高校生の時は本当にきつかったなあ。

私だっていっぱいバイト出来るならしたかったよ〜〜。
その反動で大学生の頃はめちゃくちゃバイトしまくってました。

ちなみに、生活費だと言われて持って行かれた10万円は当然返ってきませんでした。
むしろ、もう何回かお金貸してと言われた記憶がありますが、私もそんなにお金を持っている訳ではなかったのでお断り。

時間が経ってよくよく話を聞いてみたら謎のキャッシングとかもしていたそうなので、本当に用途不明です。
今も何があったのかは全く分からない………。
本当に何があったんだろう。なんとなくわかってるんだけど。

お金のことでがっかりすることほど悲しいことはないと思う

お金って人間関係を破綻させます。
簡単に壊していく。

それなのに、親子でお金のことで揉めるなんて泥沼なんですよね。
他人の方がまだマシ。
だって嫌になったら離れていけば良いんだもん。

この後も親とはお金のことで揉めていくことになるんですが、うんざりだしがっかりだし、悲しいし情けない。
とはいえ反面教師な部分もあるので、たくましく生きていくしかないんだなとも思います。

親にお金を貸してって言われた時。
せめて納得出来る理由なら良かったのになと思ってしまう。

それなら仕方ないね、って思えるような理由があれば私の親に対する印象は違ったかもしれない。
かもしれない(大事なことなので)

同じ人間同士かもしれないけど、親が子供に投資するのとは全く意味が違うんですよね。
そして、時期によっては社会人の子供から老後を過ごす親とのやりとりもまたあるとは思うんですよ。

でも、学生の子供からお金を借りようとする親はとても正気だとは思えないというか。
私はそんな親になりたくないなあ。

金銭の搾取や、「お前にこれだけのお金を使ってやってるのに」と言うようなことは状況によっては十分な虐待です。
当たり前じゃないし、嫌なら抵抗して良いもの。むしろ抵抗するべき。

そんで貸したら二度と返ってこないと思って渡すんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
これは親に限らず、誰に対してもそう。

お金って嫌だけど、大事なことだから特に配慮しないといけないことなんだよね。
普通の感覚だと思ってたらそうじゃない人が結構多いのでこれもまたびっくりするポイントなんですけど。

親だからってお金を渡す義務があるわけじゃないし、それで関係が悪くなるならそれまでの関係だから。
親子とか本当に関係ない。
もし、お金を持って行かれるのが嫌だけど、親には優しくしてあげなくちゃ…と思っているのであればその優しさは勿体無いので捨てましょう。
他の誰かにもっと優しくして欲しい。

お金で繋がってる関係ほど虚しい物はないですよ。

ときさめ

ときさめと申します。 現在は20代後半です。結婚や仕事、親など色々悩んだり考えたりしたことがあったので、自分の経験や発見をまとめた記事を読んでくれた方が少しだけ元気になれたたら良いなと思いながらブログをやっています。 食べ物やギフト、結婚式のアイディアなどもまとめています。何か参考になれば嬉しいです!

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