毒親について相談したいけど誰にするのが適当なの?
この話を調べたりしてみているのですが、難しいなあ。
毒親には種類があるとは思っているのですが、親にとって子供はずっと子供なんですよね。
親子関係に年齢は関係ない。
なんで突然年齢の話をしたかと言うと、子供を守ってくれる「児童虐待の防止等に関する法律」が適用されるのは18歳に満たない者と記載されているんです。
18歳以上であればある程度は裁量が出てくるだろうってことだと思うんですけど、日本における若者のほとんどが大学へ通うと思うんです。
大学生にそういった裁量があるかと言われるとそんなことはないと思うんですよね。
大抵の子が実家から学校へ通うだろうし、就職だって実家に近いところでしてしまうかもしれない。
そうするしか方法がないかもしれない。
18歳以上になったら外に出てバイトなりなんなりして稼げるようになるでしょ、みたいなのはちょっと乱暴だなあと思ってしまいました…………………。
という悲しみの話はまた別の機会に考えるとして、毒親の話って誰に相談したら良いんでしょうね???
あいにく私は誰にも相談することもなく、たまーにスクールカウンセラーの先生に不審がられて召喚されるようなことがあった程度のまま、自分で勝手に家を出たタイプなんですが自分の参考として調べてみました。
目次
1、学生さんならスクールカウンセラーは良いと思う
とにかく誰かに話を聞いて欲しいとか、自分以外の人の意見が欲しいとかがあれば、学生さんはスクールカウンセラーの先生に相談するのが一番良いなあと思います。
もしそういった役職の方が居ないようであれば保健室の先生。
保健の先生に突然話し始めるのは勇気がいるかもしれないけど、大体優しく聞いてくれます。
学年にも何人か保健室に入り浸って先生とお話している子が居たなあと思うんですけど、今はどうなんでしょうか。
養護教諭の方が何人かいれば、話しやすい人に話し掛けてみるのも手です。
まだ誰にも打ち明けたことがないという場合は、まずは自分を肯定してくれる人の存在を見つけて欲しいなと心の底から思う。
大丈夫、大人になれば私みたいに屈強な精神を鍛えてうるせー!!私がこう思ってるからこうなんだよ!!!くらい思えるようになりますから。
強くなるためにも、まずはね、自分の味方になってくれる人を見つけよう。
スクールカウンセラーの先生へ相談したからと言って、すぐ誰かに話は漏れたりしません。
大丈夫。
私は何度か連行されましたが、養護教諭と担任と学年主任くらいには情報連携されたくらいで親には一切何も言われませんでした。
授業は道徳の時間のタイミングを使ってカウンセラー室に行くことになってたように思います。
周りもそっとしておいてくれたので、まあ優しくしてもらってたんだろうな。
一番大事なポイントというか、スクールカウンセラーの相談は当然ながら無料です。
とはいえカウンセラーの先生はお仕事なのでちゃんと話も聞いてくれます。
学校に行きながら相談が出来るので、親に不審に思われることもないしお金を使わなくて済む。
具体的な解決策を教えてくれるかどうかは微妙なところですが、毒親持ちの学生さんほどまずは行ってみて欲しいなあ。
2、大学生以上ならシェルターを調べてみるのも選択肢
行政や民間が運営しているシェルターはどこかしらにあるので、20歳以上の子なら自分で行くのも良いかなと思います。
検索キーワードは「地域名 虐待 シェルター」が一番引っかかるように感じました。
うーん、いろんな団体のHPに目を通してみたんですけど、どうしたってお綺麗なHPを作ってくるからなんとなく怖いなと思ってしまう。
シェルターに入った人の体験談を読んでもうーん??と思ってしまうような内容なので、本当に緊急で親と離れたいけどお金がない!!!という場合に利用するのが良さそう。
お金があるなら貴重品だけ持ってビジネスホテルにでも泊まろう。
とにかく必要なのは物理的な距離だ。
場所はどこでも良い、身の安全が第一だから親と顔を合わせなくて済むところに移動するべき。
それと、しんどい話だけど18歳以下の子がシェルターなんかに自分で行くと、親が死に物狂いで探しに来そう。
ひたすらに怖い。
自分で移動出来る手段があるけど、お金がない。
とりあえず親から距離をとりたい。今すぐに。
そんな時に、シェルターは利用したら良いのかなあと思いました。
3、地方民だった私がやるとすればお電話かなあ……。
地方はねえ、なんでもあるようで何にもないんですよ。
関東に出てきて物凄くそのことを実感するようになりました。
大きな町はあるけど、そこまで行くのが遠い。
電車の旅とかあるあるです。
そして車社会だから、目的の建物が最寄駅から30分くらい歩くなんて当たり前よ。
むしろ30分くらいなら近いなと思ってました。
役所に行くのだって一苦労なのよ!!!と思いながら家から1時間以上掛かる役所に行ってたなあ。
今は住民票もらうのだって近くのコンビニで出来ちゃうからありがてえありがてえ。
シェルター的なところとか、相談出来る場所はただでさえ不足しているのに、そのほとんどがどうしたって都心に集中しています。
試しに地元でシェルターを検索してみたけど、なさそうだなあ。
私の調べ方が悪いのかもしれないけど。
同じ検索方法で関東を調べるといくつか出てくる。
これは………つまりそういうことでは…………………。
なので、地方に居た頃の自分を思い出せば、お電話での相談が良いかなあと思います。
これも具体的にどうしたら良いとか解決策が出てくるかと言われたら微妙なところだけど。
まずは自分以外の人、しかも親との関係に悩んだ時にどうするのが良いのかを知っている人の意見を聞いた方が良い。
どうしたら良いのか分からない、でも今の状況をどうにかしたい。
そう思うから、心がめちゃくちゃ苦しくなる。
自分の話を聞いて、肯定なり意見なりしてくれる人の存在が居るということだけでも知るべき。
それだけで心は軽くなるので。
お電話なら、顔を合わせないです。
顔を合わせないということは相手の表情を見なくて済むということなので、良くも悪くも人は少しだけ大胆になれます。
顔も知らない赤の他人だからこそ気楽に話せることもあるので、思い切ってお電話してみてください。
番号は色々あるんですけど、有名なのは「189番」。
児童相談所の窓口宛てに繋がります。
▼「児童相談所全国共通ダイヤルについて」 (厚生労働省)
また、18歳以下の方ならこんな宛先もあります。
▼「チャイルドライン」(NPO法人)
「189番」の実態については以下の記事が分かりやすかったので一緒に載せておきます。
▼「児童虐待 はじめての189通報とその後に起こること」
手堅いのは児童相談所だけど、毒親持ちが一人で行くのはハードルが高い
18歳未満なら児童相談所が手堅いのは間違いないです。
でも、なんとなくハードルが高いなあと感じてしまうのは私だけじゃないはず。
場合によっては、本当に児童相談所へ行くべきなのは間違いないんですけど。
毒親持ちって客観的な意見に乏しい環境に居るせいで本当に自分の意見は正しいんだろうかとか、大袈裟なんじゃないかとか思ってしまう。
だから逃げるっていう選択肢が自分の中には出てこないんです。
逃げる、や距離をとるという行為に対してめちゃくちゃハードルが高く感じてしまう。
もしくは、そんなことしたらどんな仕打ちが待っているか分からない、とか。
なので、まずはお話出来る相手が居るんだということから知って欲しいです。
出来るだけ大人で、身近に居ることが望ましいけど、そうじゃない手段だってあるので。
電話一本にしたってかなり勇気が必要だけど、自分と親以外の話を聞くと視野が広がるし心もほんの少しだけ落ち着くことだってあると思います。
ほんのちょっとの勇気で、何か吹っ切れた気持ちになれることだってあるかもしれない。
大丈夫、外に目を向けてみましょう。