「毒親と絶縁した!!」と達成感に包まれた後はどうなるのか

もうどうにも親と関わるということがしんどくて仕方ないという場合に、出来る手段としての究極の拒絶方法が「絶縁」だと思っているんですけど。
じゃあ、絶縁したらどうなるの?は気になっている方が居るんじゃないかなと思い、自分の場合はこうでしたっていうのを振り返ってみました。

目次

  1. 親と絶縁した直後
  2. 絶縁した一週間〜一ヶ月
  3. 絶縁した一ヶ月〜三ヶ月
  4. 絶縁した半年〜一年
  5. 「毒親と絶縁した!!」という状態を経験した後に思うこと

1、親と絶縁した直後

今になって考えればちょっとした笑い話なんですが、直後というか、自宅へ帰宅する時の正直な気持ちは「やったー!親と絶縁したぜ!こんな気持ちになるならさっさと絶縁しとけば良かった!」でした。
このまま側に居るのは絶対自分の為にならないと思い、就職のタイミングで実家を出て物理的な距離をそこそことったつもりですが、残念ながら奴らにはそんなものは何の障害にもならないんですよね。
物理的な距離をとっても、心の距離()は一向に広がらないので常にジャンジャカ連絡がくる状態。

うんざりするくらいならまだ良いですが、向こうの気分一つで一方的に怒鳴られたりとやたらとメンタルを抉ってくるので絶縁をする際は言いたいことをひたすらに言いましたし、はっきり言葉にすることで親もそれなりにショックを受けたようでした。

もう、晴れやか。それ以外の何もありませんでした。
すっきり感とさっぱり感と、解放感に包まれていたくらいです。

2、絶縁した一週間〜一ヶ月

一週間〜と書きましたが、私は絶縁した翌日くらいからですね。
当日はあんなに晴々とした気持ちだったのに、めちゃくちゃ恐怖感と罪悪感に襲われました。
私の場合は、普段から何かした後はしっぺ返しが必ずあったので、親には逆らわずに居た方が平和に過ごせていたという記憶が、恐怖感の理由です。

怒った親が一体何をしてくるのかと思うと、意味もなく過剰に怯えていました。
自宅のチャイムが鳴っても出られなくなったり、電話に着信があっても怖くて見られなくなったり。
あんなに晴れやかだった気持ちが一瞬で上書きされたような気持ちです。

その間に親からはちょっとしたアクションがあったのですが、その度に不安定になって体調が悪くなる、ひたすらに泣く、過呼吸になるといったことを頻繁に繰り返していました。
反動が凄すぎますねえ…………今はちゃんと笑い話になったので!!!

3、絶縁した一ヶ月〜三ヶ月

前述したような状態がひたすらに続きました〜〜。
とりあえず外を歩けるようになったんですけど、三ヶ月くらいまではまだ挙動不審感が抜けなかった。
とはいえ会社にも行かなきゃいけないし、結婚式の準備もしなきゃいけないしな時期だったので、眠れない食べられないみたいな精神状態で踏ん張っているような感じだったと思います。

こう思うと、晴れやかな気持ちは当日だけでしたね!!!
まあ、親も放っておいてくれた訳ではないので、仕方なかったんだ……。
私の親は物理的な距離なんてなんのその、直接突撃してくることに抵抗も遠慮もない人たちなので凸がなかっただけ良かったと思っています。

4、絶縁した半年〜一年

このくらいになると、実生活がジェットコースターみたいに過ぎて行っていたこともあって少しずつ気にすることも無くなっていきました。
とはいえ、親からのアクションが忘れた頃にあるので動揺はしつつも、徐々に落ち着いていった感じはあります。

十ヶ月前後くらいになると、ようやく何かあっても「ああ、またか」くらいに思えるようになりました。
かなりの時間を掛けて心が慣れていったと表現するのが正しいかもしれません。

時々襲われていた親に対する罪悪感は、ほぼ開き直りです。
まだ少し向き合えていない部分もあったり、今の自分の状態を客観的に言えば考えないようにしているのかもしれません。

なんでもかんでも白黒つけるのも疲れちゃうので、自分の中でふわっとさせている部分ではあります。
そういう風に割り切れるようになったこともある意味で成長かな、とは思っているので。
考えられるようになったら考えたいなという課題みたいな感じに心の中で積んでいます。

「毒親と絶縁した!!」という状態を経験した後に思うこと

私の場合はこんな感じでした〜というのを自分でも振り返ってみましたが、こうやって文字にすると笑ってしまうようなことでも、当時の自分はあまりにも辛いと思っていました。
でも、「親と絶縁する」なんて選択は取らずに済むならその方が良いのかなとも思いますし、でももう自分を守るためにはそうするしかなくて。

何をするにしても、常に「自分にとってどんな選択をするのが幸せなのかな」を軸にして考えたら良いんじゃないかなと思います。
「絶縁なんて酷い」とか、「ちゃんと親と向き合わないとダメだ」とか言ってくる人は絶対に居るんですけど、軽いノリで絶縁しよっかな〜なんて思っている訳じゃないです。

考えに考えて、考え過ぎてグルグルしてやっと決めて、実行出来る人も居るでしょうし。
もう考えることに疲れてしまって、すがるように絶縁を選ぶ人も居るんじゃないかと思います。

「絶縁」は逃げじゃないですよ。
自分を心配して、守ってあげられるのは自分だけです。
自分を大事にするための方法が「絶縁」だっただけなので、決して後ろめたくなんかありません。

「絶縁」という選択をした後どうなってしまうかは人それぞれですけど、自分が幸せになる方法だと思って行動したことなので色んな感情に苦しんでもいつかは「良かったな」と思える日が必ずきます。
それと、ほんの一瞬かもしれないけど。
「親から解放された!!!」という解放感はぜひ味わって欲しいなというのが、私の気持ちです。

ときさめ

ときさめと申します。 現在は20代後半です。結婚や仕事、親など色々悩んだり考えたりしたことがあったので、自分の経験や発見をまとめた記事を読んでくれた方が少しだけ元気になれたたら良いなと思いながらブログをやっています。 食べ物やギフト、結婚式のアイディアなどもまとめています。何か参考になれば嬉しいです!

あわせて読みたい