結婚式なんてやりたくない派だった私が結婚式をやって良かったと思えた理由とは
こんばんは、ときさめです。
先日、自分のブログの解析結果を見ていたら「結婚式 馬鹿らしい」というキーワードで検索している人が居ることに気づきました。
わざわざ検索をしている人は一体どんな解答が欲しいのだろうと考えてみたのですが、そういえば私も「結婚式なんてくだらない」とか「絶対にやりたくない」と思っていたなと思い出しました。
そんな私でも結婚式をやったし更には「やって良かった」と思っているので、結婚式をするに至った動機やどうしてやって良かったと思えたのかを書いてみることにしました。
目次
- 「結婚式は馬鹿らしい」と検索する人が欲しい答え
- どうして結婚式は馬鹿らしいしくだらなくて絶対やりたくないと思うのか
- 結婚式をやることにした理由と実際に私がやった結婚式の内容
- 結婚式をやって良かったなと思えた理由
・肯定して欲しい
・「結婚式ってこんなに良いものだよ!」と思ってる人の考えを知りたい
・人から無条件で祝福される機会っていつだろう
・私が実際に行った結婚式の内容
順序立ててかなり長文を書いているので、良いからとにかくどうして良かったと思うの!?と知りたい方はいろいろすっ飛ばして結婚式をやって良かったなと思えた理由をまずご覧くださいね。
それを踏まえて私がどんな結婚式をしたのかは私が実際に行った結婚式の内容をご覧ください。
1、「結婚式 馬鹿らしい」と検索する人が欲しい答え
正直、自分が納得してそう思っているならわざわざ検索なんてしないと思います。
それでも検索しているあなたは、何か答えを欲しがっているのですよね。
こんな答えを求めるのかなとパターンに分けて考えてみました。
肯定して欲しい
既に自分の中で意見を持っているので、その意見を肯定して欲しいというパターン。
どんなことでもネガティブな意見を周りに相談するのは勇気が必要というか、世の中が肯定的な事柄に否定的な意見をすることは不安が伴います。
大多数の人が賛同する意見は「正しい」という心理がどこかで働くので、それをわざわざ否定する自分はおかしいのか・変なのか・間違っているのかと自分の意見を信じてあげることができなくなります。
自分の意見こそ正しいと思うポジティブの塊みたいな人であれば、自分の意見に疑問を持たないのでわざわざ検索なんてしません。
少なくとも自分の意見に自信がない・確証が持てない、しかし周りの人に相談をすることもできない…だから検索しているのかと思います。
自分の意見に自信がない理由は様々あると思います。
あなたが持つ性格だったり、周りに逆らえない相手がいたり、環境の影響です。
どんな環境にいても、あなたが自分を信じてあげられないのでわざわざネットで検索しているという現状です。
肯定意見が欲しい人に言えることは、あなたの考えは間違っていないので周りに流される必要もありませんし、不安に思うこともありません。
だから安心して、あなたが持っている意見を大事に尊重してあげてください。
結婚式は誰かがお膳立てしてくれるものではないので、あなたがやらないと決めたなら実行段階に入ることすらないでしょう。
周りはただ言葉を投げてくるだけなので、あなたが頑なであればそのうち諦めてくれますよ。
大丈夫!結婚式を検討するくらいの年齢なのでどんなに若くてもあなたは成人です。
周りの意見に流されず、自分の行動は自分で決めることができますよね。
むしろ、そうでないと思うならばあなたの環境自体がおかしいので「結婚式 馬鹿らしい」とかで検索する前にその環境に身を置いているあなた自身についてよく考え直して欲しいです。
「結婚式はやって良かった」と思ってる人の考えを知りたい
自分は馬鹿らしいと思っているけれど、逆に「結婚式やって良かった」「結婚式やるの楽しいよ」と思っている人の考えや理由を知りたいというパターン。
肯定して欲しい人には、その通り!あなたの考えは間違ってないよ!大丈夫!あなたの気持ちを大事にしてあげてね!と背中を押して応援してあげたいタイプなのでずいぶんとあっさりした文章をあえて書きました。
でも、私は「結婚式なんてくだらない」「結婚式なんて馬鹿らしい」と思っていたけれど、夫と一緒に協力しながら結婚式を実施し且つ「結婚式やって本当に良かったな」と今は思っているので、どうして私が結婚式をやって良かったと思っているかを書こうと思いました。
なので、「結婚式をやって良かった」と思っている人の意見として参考にしてもらえたら嬉しいです。
2、どうして結婚式は馬鹿らしいしくだらなくて絶対やりたくないと思うのか
結婚式に対してあなたがマイナスイメージを持っていることは分かりました。
では、どうしてそんなイメージを持つことになったのでしょうか。
なんの理由もなしに突然「結婚式なんて馬鹿らしい!」とは思わないですよね。
なので、あなたが結婚式に対してネガティブな印象を持つことになったきっかけを思い起こしてみてください。
私が結婚式にマイナスイメージを抱いた理由
私が出席した結婚式は2回ともいとこの結婚式だったので、親戚枠として参加しました。
感想は、とにかく楽しくなかった!!!!!!!!
理由はいろいろありますが強いて言うならの部分を箇条書きにしてみます。
・親も含めて結婚式に参加した親戚全ての態度が最悪で嫌な気持ちになった。
・ご飯が美味しくなかった。
あまり書くとただの愚痴にしかならないので抑えますが、とにかく嫌な思いをしたというイメージが強かったです。
なので、参加者がこんな思いをするなら例え自分が結婚したとしても絶対結婚式なんてやりたくないなと思いました。
それから、(当たり前ですが)こんな思いをしている参加者が居ることも知らずに主役の新郎新婦はとても楽しそうな顔をしていたので、本人たちだけが楽しい空間なんだなと理解しました。
とても嫌な言い方をしますが、自己満足の塊みたいな催しだとしか思えなかったのです。
せめて美味しいご飯が食べられるなら…と期待した思いすら裏切られてがっかり感しかありませんでした。
唯一良かったのは、当時はまだ結婚していなかったのでしっかりした振袖を着れたことくらいですかね。
成人式に参加しなかったので、この結婚式で着なかったら振袖を着る機会を完全になくしていました。
という具合に、参加しなきゃ良かったな〜と思うような結婚式に出席してしまったばかりに私は「結婚式なんて絶対やりたくないマン」になってしまったわけです。
3、結婚式をやることにした理由と実際に私がやった結婚式の内容
「絶対に結婚式なんてしない」と周りに公言しまくっていましたし、大きな金額を投入して参加者に嫌な思いをさせるくらいなら思いっきり海外旅行でもした方が良いと思っていました。
実際には結婚式をした後に自由気ままな海外旅行まで行きましたが、「どうして結婚式をしようと思ったのか」について書いていきます。
人から無条件で祝福される機会っていつだろう
今考えると、結婚することを報告した友人から言われた言葉がきっかけというか、要因だったなと思っています。
人から無条件で祝福される機会っていつだと思う?と友人に聞かれました。
ぱっと思いつかなかったので、さあ?と返事をすると友人は語ってくれました。
機会は全部で3つ。
2つ目は、結婚する時。少なくとも私はあなたの結婚を心から喜んでいるし、とても嬉しいから祝福する場を設けて欲しい。
3つ目は、子供が生まれた時。その時ももちろんたくさんお祝いさせて欲しい。
自分でもものすごく幸福の沸点が低いと思いますが、自分が結婚することを無条件で喜んでくれる人が居るのかと驚きました。
後述しますが、私は小さい頃から「おめでとう」と言われるに該当する日がおめでとうという雰囲気のまま終わったことがなかったので、とてつもない衝撃でした。
結婚式で楽しいのは本人たちだけだと思っていたこともあり、祝いたいからぜひやって欲しいと言われるとは思ってもみませんでした。
こんな風に言ってくれる人と1つの空間を共にしたら楽しいだろうなと考えた時に、日頃の感謝を伝える場として結婚式を利用できないかと思い至りました。
これこそ、私が「結婚式をやってみたいな」と思えたきっかけです。
私が実際に行った結婚式の内容
夫と相談して行った結婚式はどんなものだったのかと言うと、端的に言えば「出席者が楽しんでくれる式」です。
わざわざ都合をつけて参加してくれる人たちが、どんな空間なら喜んでくれるのかを第一に考えて準備しました。
とにかく料理にこだわった。
披露宴で食べてもらう料理を事前に全て自分たちで食べて、どの料理を出してもらうのかを決めました。
招待した方は4歳のお子さんから70歳のおじいちゃんおばあちゃんまで年齢が広めだったこともあり、お子様メニューがあることやご年配の方でも知っている老舗のお店が経営する結婚式場を利用しました。
招待状の返信用ハガキにはアレルギー有無を記載してもらったり、ドリンクメニューのランクも上げました。
お料理が美味しいこと、温かいものが提供されること、スタッフさんのサービスが良く飲んでいたドリンクがなくなったらすぐに声をかけてくれる、そんな式場を選びました。
余興はなしで歓談をメインにした。
夫も私も場を盛り上げたりするタイプではないので、披露宴では出し物的な余興は誰にもお願いしませんでした。
夫の祖父や私の恩師から一言いただいたり、どうしても私たちが席を外すタイミングでは自作のムービーなんかを流しましたが、それ以外は私たちが各テーブルを回ってたくさん参加者さんとお話させてもらいました。
もちろん時間は限られていましたが、できるだけ自分たちから参加者さんへ話しかけに行くことで主役を遠目に見たまま置いてけぼりの人を作らないようにと配慮しました。
引き出物やプチギフトを全部確かめた。
式が終わって帰宅し、お土産の引き出物や引き菓子を食べたけど美味しくなかったし、こんな記念品はいらない…というがっかり経験もあったので、参加者さんにお渡しするお土産類も全て自分たちで試して納得したものを選びました。
引き出物のギフトカタログは気に入ったもの、引き菓子やプチギフトは美味しかったものを選ぶことを徹底しました。
挙式は人前式で自由にした。
個人的な趣味で神前式にも憧れはありましたが、式次第に決まりがない人前式を選びました。
私が参加した結婚式は2回ともキリスト教式でしたが、片言の日本語で喋る牧師さんに笑いそうになるし、歌える人の少ない賛美歌を歌う演出もどうかなあと思ったり、そもそもクリスチャンではないので、人前式が合っていると思っていました。
新郎新婦の背中を後ろから眺めるよりも、参加者さんと向き合って挙式を行う方が空間を楽しんでもらえるのではと考えました。
それから、結婚式の司会を友人にお願いしたかったので司会の台本も自分で用意しました。
挙式内容が決まっている神前式とキリスト教式とは違って、ある程度の流れは作る必要があるものの、自由に演出を取り入れられる神前式はとっても気楽でした。
必要だと思った演出だけやる、不要だと思えばやらなかった。
ほんの一例ではありますが、私は「花嫁の手紙」という演出をしませんでした。
そもそも結婚式に親を呼んでいないからというのが根本的な理由でもありますが、必要性を感じなかったので例え親を呼んでいてもやらなかったと思います。
夫と私がやりたかったのはあくまでも参加者の方々に感謝したりこれからも宜しくねという空間を作り上げることだったので、その空間を作るのに最適だったのが結婚式という場だっただけです。
育ててくれた両親へとりあえず独り立ちさせてくれるだけの投資をしてくれたことを感謝はしても、私にとっての育ての両親は反面教師でしかありません。
式場のプランナーさんもいろいろと提案はしてくれますが、自分たちのやりたいこと・やりたくないことを説明すればゴリ押しすることもなく話を聞きながら一緒に考えてくれます。
私たちが利用した式場のスタッフさんたちはとても良い人たちでした。
どうしてその演出を取り入れたくないのか、どうしてこのポイントに力を入れたいのかきちんと話を聞いてくれ、それを踏まえて上手くいくようにアドバイスをしてくれました。
ちなみに、金額の話
できるだけ具体的に書こうと思うと、じゃあどのくらいの金額をかけたの?という部分が気になると思います。
必要なものは必要、不要なものは不要とかなり吟味して選択した結果、トータルで300万円程度かかりました。
結婚式費用とは別に私が個人的に司会や受付をお願いした友人にはお礼を用意したり、遠方から来てくれた方にはお車代を用意しているので実際にはもう少しかかっています。
でも、必要だと思って納得した結果なので、特に後悔はありませんし、そもそもここまでなら掛けられるという予算を組んで実施したので問題はありませんでした。
4、結婚式をやって良かったなと思えた理由
とことんやることを吟味して納得した上で行った結婚式でしたが、本当に結婚式をやって良かったなと思えたのは周りからの話を聞けた時でした。
もちろん、自分の中だけでやって良かったなと思えた理由もあるので、私が感じたことについて書いていきます。
親と絶縁した
本記事内でもちらほらと書いていますが、1番大きな自分の中だけのやって良かった理由は「親と絶縁した」ことです。
過干渉で気分屋な育ての親は俗に言う「毒親」というやつなので、小さい頃からとても悩んできました。
就職を機に実家を出て物理的な距離をとったにも関わらず、過干渉は変わらなかったので実際は結婚する時もかなり揉めました。
親は私を否定するのが趣味なので、何をするにしてもいちいち口を出されたり、友人のことを悪く言われたりが日常茶飯事でした。
おめでとうと言われるに該当する日がおめでとうでは終わらないのも親の気分屋なところが原因です。
毎日どんな事がきっかけになって怒り出すかわからないような人たちなので、誕生日が嬉しかった・楽しかったで終わった記憶はありません。
呼吸をするように人の悪口を言うのが親も親戚も好きでしたから、いとこの結婚式でおめでとうも何もなく文句を言うばかりの様子を見て心底うんざりしていました。
なので、こんな人たちを呼ぶ以上は楽しい結婚式なんてできるわけがないと思っていたのです。
夫と繰り返し話をして、なんやかんやとありながら結婚式には親も親戚も呼ばないと決めて、ついでに絶縁する旨を直接話しました。
結婚を機にずっと苦しんできた親と絶縁することが出来たので、これだけで私は結婚式をやって良かったと思っています。
結婚式に呼んだ私の関係者は友人5人と恩師1人です。
式の参加者は40人くらいいましたが、6人以外は全て夫の関係者です。
「親が居ない結婚式なんてありえない」「親不孝だ」という意見も言われましたが、私自身が後悔していないので他人の想像上の意見だと思っています。
私自身が納得して満足して、楽しかったと思えてるので他人にどう言われても何とも思いません。
親や親戚から結婚式しろと言われて悩んで苦しんでいる人の意見を見ると、正直言ってしょうもないなと思います。
自分が後悔しないならそれで良いじゃないですか。
やりたくないと思っている理由に納得しているなら、他の人の意見なんて気にしなくて大丈夫です。
親が出席しない結婚式をやっても誰にも怒られないし咎められませんよ。
全ての人に理解してもらえるとは思っていませんし、それは不可能です。
だからせめて、自分や相手が理解して納得できているなら十分だと思いますよ。
親戚の言葉
いろいろと察して励ましてくれたのかもしれませんが、夫の親戚の皆さんからたくさん声を掛けていただきました。
特に、女性の方がよく声を掛けてくれて、歓談の時間を多めにとったこともあってか結婚式が初対面だったにも関わらずたくさんお話をすることが出来ました。
わざわざ私に「とても素敵な式だった」と言ってくれた方が居たことを夫に話しましたが、「あの人がそんなこと言うなんて」と驚いていることもありました。
夫ですらまともに話したこともないような親戚の方が、わざわざ自分に話しかけてくれて、しかも笑いながらまたお話しましょうねと言ってくれたことに驚きつつとても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
初めて会う方ばかりの空間なのに、どの方も「おめでとう」と笑ってくれたことが衝撃でした。
誰かに祝福してもらえることがこんなにも幸せで嬉しいことなのかと知りました。
そんなの、リップサービスみたいなものでしょうと思うかもしれませんが、此処は性善説で考えることにしました。
というか、わざわざ私に話しかけてくれたという行動だけで十分嬉しいことですよ。
自分の場合を考えれば、私は結婚式の主役だったいとこにすら話しかけませんでした。
別に話しかける理由もかけたい言葉もなかったからです。
本当に何もなければ、私のように何もアクションを起こさないと思います。
わざわざ出席してくれただけでも嬉しいのに、私に話しかけてくれたことが本当にありがたいと思いました。
友人の言葉
結婚式に参加してくれた友人の中に、2ヶ月後に結婚式を控えている子がいてたのですがいろいろ落ち着いた頃にその子と二人で会う機会がありました。
その子はもともとやるつもりもなかったけれど、お母さんの希望だからとなんとなーくで結婚式の準備をしていたそうです。
でも私の結婚式に参加して、こんなに素敵な気持ちになれるなら自分ももっと気合入れて準備して、ゲストさんに楽しんでもらいたいと思ったそうです。
それから、やっぱり新婦が楽しそうじゃなきゃ結婚式はダメだなとも感じたそうで、私の結婚式でそんな風に思ってもらえたとは知らずに楽しそうな友人の姿を見て感動していました。
また、夫の友人たちからは「本当に楽しかったから、あんな結婚式なら自分もやってみたいなと思った」という話をされて、夫も私も結婚式をやって良かったなと心から思わせてくれる言葉だったと思っています。
自己満足じゃなくて、自分もあんな式やってみたいと周りから言われることって本当に胸がいっぱいになりますよ。
こんな経験は、きっと人生でそう何回も出来ることではないなと思っています。
友人やお世話になっている人に感謝をする場を設けたり、滅多に会えない人たちが集まってたくさん笑ったり、誰かの考えに影響を与えたことを教えてもらったり。
そう考えると、結婚式をやって良かったなと心から思っています。
馬鹿らしいとかくだらないとかお金をかけるだけ無駄だとか思う気持ちを否定はしませんが、どんな結婚式を行うかで変わると思いませんか?
あなたの結婚式に対するマイナスイメージが少しでも払拭されたら良いなと思いつつ、もっと言えば「悪くないな」「やってみようかな」と思えるようになったら嬉しいです。
記事のタイトル的にはここまでで結婚式をやって良かったと思った理由を書ききったのですが、結婚式をやってみたいなと思える人が増えると良いなー派なのでもう少し深堀して結婚式について書いていきます。
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5、あなたが思う「結婚式」のイメージってどんなもの?
・強烈すぎる先入観や憧れのせいで必要になる膨大なお金
・結婚式って「こういうもの」・「こうするもの」という固定概念
6、結婚式をやること自体が最高なわけではない
・やりたいのかやりたくないのか、できるのかできないのか
5、あなたが思う「結婚式」のイメージってどんなもの?
記事タイトルに対する答えは前項までで書いたので、あくまでも結婚式に関して前向きに考えてみようかなと思える方に読んで欲しい私が思う結婚式の考え方について書いています。
強烈すぎる先入観や憧れのせいで必要になる膨大なお金
結婚式をどうしてやりたくないか聞いてみると、真っ先に出る意見が「お金が掛かりすぎる」だと思います。
結婚式をやるにはたくさんお金がかかる。それって本当でしょうか?
私が結婚式をするにあたり式場へ払ったお金は300万円でしたと前述しましたが、友人の結婚式は60万円程度だったと聞きました。
結婚式は盛大にやるのが当たり前!式には何百人も呼んだし記念品もめっちゃ豪華でした!指輪はお給料3ヶ月分です!みたいなバブル時代の名残という料金設定をしている結婚式場は今もたくさんあります。
しかも、地方ほど質もよくないのに高いお金がかかる傾向にあると感じています。(ご飯が美味しくなかったいとこの結婚式はどちらも地方だったし、同じ地域の式場で見積もりとった友人が地方の方が高い!と言って関東で式を挙げました)
結婚式にかかるお金なんて抑えようと思えば抑えられるし、逆に掛けようと思えばいくらでも掛けられます。
盛大な大聖堂でキリスト教式の式を挙げたいから牧師さんもゴスペル歌ってくれる聖歌隊も居て欲しいし、賛美歌は立派なパイプオルガンの伴奏で歌いたいし、式場を飾るお花も豪華に!綺麗に!たくさん!
みたいな条件出したら、そりゃあ驚きの金額が提示されますよ。
某有名式場で結婚式したっていう美容師さんが700万円くらいかかりました〜って世間話してた時は結構引きました。
考えて欲しいのは、本当に盛大な大聖堂とか牧師さんとか聖歌隊とか立派なパイプオルガンとか必要ですか?ってことです。
Theバブルの結婚式をイメージしたまま、結婚式ってお金めっちゃかかるじゃんと思ってるならあなたの結婚式イメージは化石ですよ。
安い結婚式はダメだって誰が言いました?
今時、探せばレンタルより購入した方が質の良い1点物のウェディングドレスを手頃にゲットできるって知ってます?
安かろう悪かろうの発想は軽率すぎませんかねって思います。
結婚式って「こういうもの」・「こうするもの」という固定概念
単刀直入に言うとあなたは結婚式を知らなすぎる!無知です!!!!!
あなたが知っている「結婚式ってこういうもの」という固定概念に縛られすぎていませんか?
結婚式についてマイナスイメージを持つのは良いですが、あなたが知らないだけでハチャメチャな結婚式はたくさんあります。
あなたが参加したことがある結婚式がつまらなかったなら、どうすれば楽しくなったと思いますか?
こうだったら良かったのに、こんな結婚式なら参加しなきゃ良かった、そう思う気持ちを反面教師にしてみませんか?
結婚式って思ってるよりも自由に自分で決められます。
あなたの心がけや軸次第で、どんな結婚式だって可能ですよ。
こういうもの・こうするものという固定概念を一度捨ててみたら、楽しい結婚式は案外簡単に準備出来ます。
結婚式はつまらないしくだらないという経験を持っているあなただからこそ、こうしたら良いのになというアイディアは浮かぶと思いますよ。
6、結婚式自体が最高なわけではない
私は「結婚式をやって良かった」と思っていますが、結婚式をやったから良かったと言っているつもりはありません。
結婚式はあくまでも手段だと思っています。
結婚式をすることであなたは何をしたいのかを考えて欲しいと思っています。
やりたいのかやりたくないのか、できるのかできないのか
何か物事をやる時に考えるべきなのは、以下だと思います。
・出来る(可能な)のか、出来ない(不可能な)のか
言い換えるとすれば、
あなたの意思はどうなのか
あなたの現状で実行できるのか、でしょうか。
これを結婚式に当てはめるとすれば、
あなたは結婚式をやりたいのか、やりたくないのか
あなたの手持ちのお金的に実行出来るのか、出来ないのか となります。
結婚式をしたくても、お金がなければ出来ません。
金額を抑える方法はいくらでもあると書きましたが、二人の貯金が10万円なら客観的に見て結婚式をやる以前に貯蓄しましょうと言いたいです。
何故二段構えにしたかと言うと、やりたくないならやりたくないで構いませんが、「何故やりたくないのか」まで考えて欲しいからです。
ただなんとなく嫌だな・やりたくないなと思ったまま時間を過ごした後にやっぱりやりたいと思ったとき、無駄に過ごした時間をあなたはきっと後悔すると思います。
「どうしてやりたくないのか」を考えることは、あなた自身が後悔しないためには不可欠なことです。
人間にとって時間が過ぎるということは、加齢することです。
男女関係なく、その年代に応じた美しさや感性があると思います。
今の年齢のあなたは今しか居ません。
今のあなたにしか着れない服、今のあなたにしかないスタイル、似合う色が絶対あります。
時間が経った時に気づいても、もう今のあなたには戻れません。
考えに考えて後悔しないのであれば、やらないという選択も時には必要だと思います。
結婚式をやったから良かったのではなく、「どんな結婚式をしたいのか」を考えて実行し参加してくれた方々に喜んでもらえたからこそやって良かったと思うことができたと思っています。
まとめ
「結婚式なんて馬鹿らしいしくだらない」と思っていた私がどんな結婚式をやったのか、やって良かった理由は何かを書いてきました。
やっぱり思うのは、やるのかやらないのかはあなた次第だし、結婚式をやらない方が良かったと思うかやって良かったと思うかもあなた次第だということです。
ただ、やりたいと思った時に、様々な結婚式の仕方があるのでたくさん情報を集めて準備をして欲しいなと思っています。
知らないということは、選択肢を狭めます。
結婚式をやりたくないなら、「どんな」結婚式はやりたくないのか。
結婚式をやりたいなら、「どんな」結婚式をやりたいのか相手と一緒に考えてみてください。
結婚式は二人の初めての共同作業なんて言ったりしますが、あながち間違いではないと思います。
これからの人生と違って、結婚式にはある程度の模範となる型があります。
闇雲に準備を進めていくわけではないので、大きく方向性を見失って破綻することは回避できるはずです。
だからこそ、これから生涯を共にするパートナーがどんな風に考え、物事を進めていくのかを見定められる良い機会だと思います。
結婚という機会をどう生かしていくかは、あなた次第ですよ。