20代で3社に転職した私が考える転職が難しくないと思う理由とは

こんにちは、ときさめです。

普段生活をしているとあまり意識することはないのですが、私は26歳時点で2回転職し、3社でお世話になりました。
大卒で新社会人となってからの経歴なので、考えてみるとすごいスパンで会社を変えていますね。
こうして文字にすると自分でも驚きました。

最初の会社はいわゆるブラックだと思っていて、社会保険の加入手続きもされず、年金代も払われていませんでした。
年金機構の人から「年金代が払われていませんよ、ちゃんと払ってね!」と注意の電話がきて驚きました。
入社時に年金手帳のコピーは渡したので、てっきり払ってもらっていると思いましたが慌てて見直した給料明細にはお給料代しか書かれていませんでした。

そもそも、考えたら就業規則とかそういった書類もなかったのですが、自分がいかに無知だったのか知りました。
その会社のブラック加減を書いていたら1記事潰しそうなので「なんやかんや」と表現しますが、とりあえずなんやかんやあり、苦労しながらどうにかその会社を辞めるに至ったわけです。

ですが、そんな会社に属したおかげで知らなかったことや働く苦労を経験できたのでまあ良かったとは思っています。
退職してしばらくは会社の社長から恨みつらみの連絡が来ていたこともある意味思い出ですよ。

私は地元(田舎)の私立大学で文学部を専攻し卒業したので、就職には本当に苦労しました。
それでも、地元から離れた遠方で就職をしたかった私にとっては、内定をもらえただけでありがたかったというか。
文系中の文系分野を専攻したので研究職か教員になるくらいしか道はないと言われていましたが、探せば行き先はあるんだなと身を以て実感しました。

地元から離れるための就職先は関東でしたが、地方とは違って本当に仕事がたくさんあったことも、就職先が決まった一因ではあると思います。
そして、自分の学歴では行きたかった業界を極めるには、キャリアを積んで転々とするしかないと最初から思っていたので自分の中では就活をしている時から「転職」ありきの人生だと思っていたのですよね。

私の出身は東北の田舎なので、まず県外から出る人もいなければ、転職なんてありえない!恥だ!という考え方の人が多くいました。
親も親戚もそうですし、地方公務員や役場、農協なんかが安定していて立派だ、ずっと同じところで長く働く者こそ至高だ!素晴らしい!という感じなので、当然そんな風に言われて育つ子供たちも同じ考えを持っています。

決してそういった考えを否定したいわけではありませんが、「転職=悪」といわんばかりの嫌悪感のような雰囲気に果たしてそうなのだろうかと疑問を持っていました。

今の自分としての意見はやっぱり「転職=悪」ではありません。
その証拠に、今の社会では転職でキャリアアップを目指す風潮が広まり、転職はポジティブなものだと言われるようになったと思います。
私はまだまだ経験も浅いですし、たくさんの会社を見てきたわけでもないのでもっと年を取ったら考え方にも変化は出てくるかもしれませんが、26歳の私が思う転職はポジティブなものだと思っていますよ。

さて、20代で社会人として経験を積み、私は私にとっての目的があって転職をしたわけですが、あなたはどうして転職を考えているのでしょうか。
そして、この記事のタイトルは「20代女性の転職は難しいのか?」です。

この記事を読んでいるあなたは転職が難しいことだと感じている。
そして、その理由は「20代女性である自分だから」と思っているわけです。

あなたが「難しい…」と感じているもやもやを整理して、転職への一歩を踏み出せば案外簡単に目標へ向かって進むことはできますよ。
この記事が、あなたの転職活動を始めるきっかけになれば幸いです。

目次

    1. あなたが転職をしたいと思う理由
    2. 転職が難しく感じる理由

・そもそも転職って何をすれば良いの?
・現在進行系で働いているから転職活動なんて無理

    1. 20代女性の転職は難しいのか?

・あなたの経験に無駄なことは1つもない
・目標はいくつも持ち、確実に1つずつ叶える



1、あなたが転職をしたいと思う理由

まず、あなたが転職をしたいと思う理由はなんですか?
なんとなく考えるだけでも様々に浮かびますよね。

例えば、お金。
今もらっているお給料に満足していますか?

2017年版20代の平均年収ランキングを見ると、4年制大学を卒業する22歳女性の平均年収は263万円。
年収は税金が引かれる前の総支給額を表すので、単純計算して12ヶ月分で割ると1ヶ月あたり21.91万円です。

うーんこれは関東圏での年収ですね!
ついつい地方ネタを書いて申し訳ないですが、私の地元は4年制大卒で1ヶ月あたり14万円とか当たり前でした!
関東に住んで働いていると震えますよね…
平均年収も地域別でやってほしいなーなんて思ったり。

初任給で21万円なら私が新社会人の時に言われていた平均値と変わらないですねえ。
あくまでも平均なので、全員がそうと限らないのが辛いところ。。
上の人が高ければ高いほど、平均値も比例しますからね。

新社会人で額面21万をもらったとする。
これは人間の性というか、お金はあって困るものじゃないですから、同じ仕事してより高いお給料をもらえるなら嬉しいですよね。
そして、お金は1番人間のモチベーションを上げます。
1番わかりやすい対価ですからね。

お金って生きてるだけでかかります。
会社を辞めても、ご飯を食べるために食費がかかるし、水道ガス電気の使用料金がかかるし、病気になった時のために何かしらの保険に入るし(社会保険脱退しても自動的に国民健康保険のお金が取られる!)、年金積立代を払わされるし、その土地に住んでるだけで住民税を払うし…
何もしなくても!出かけなくても!生きてるだけでお金がかかる!!!

慎ましく生きていくのは結構ですが、人それぞれ趣味がありますよね。
服が欲しい、美味しいものが食べたい、旅行が好き、本が読みたい、ゲームがしたい…

さらに、一人暮らしをしていれば住宅費、外出先までの交通費、通信料金、人によっては奨学金返済……

お金っていくらあっても困りませんよね!

社会人になりたての女性だと、着るもの1つ気にしたりするので、お金が出て行くばかり…
もちろん、職種にもよりますけどね。

お金、お給料が1番生きていくうえで大きくなりやすい悩みなのです。
そして、お給料への不満が転職を考えるきっかけでもあります。

あなたが働く理由はなんですか?
お給料をもらうため、やりたいことをやるため…

あなたが働く理由こそ、あなたが転職をしたいと思う理由です。
そして、あなたが働く理由は、あなたの志望動機です。

当たり前なので、みんな知っています。
でも、私の周りにいた転職をしたいのに転職活動をしていない子に理由を聞くと「志望動機を考えるのが面倒だから」と言っていました。
履歴書に書く志望動機って、「あなたがどうしてその会社に行きたいと思うのか」を無意識に書いていると思いますが、本来は違いますよね。

あなたの志望動機はあなたの中にあります。
あなたが働く理由こそ志望動機であり、その志望動機に合致する会社へ入社すれば良いだけです。

もちろん、そこは大人なので履歴書や面接で「お金をたくさん稼ぎたいからです!!!」と熱く語れない点は残念ですが、ものは言いようなのでうまくお話してくださいね!

あなたが働く理由はなんですか?
その理由こそ転職したいと思う理由であり、あなたがその会社を希望する志望動機です。

あなたの希望や目標を叶えられそうだと思える会社はたくさんあると思います。
まずはそんな会社を探し、知るところから始めてみてはいかがでしょうか。

2、転職が難しく感じる理由

何をするにも、理由や動機は必要だと思います。
私はどうしてこれをやるんだろう、これをやり遂げたら何があるんだろう。
損得勘定とはちょっと違いますが、何かをするため、やり続けるためのモチベーションとして理由や動機を整理して自分の中で持っておくことが物事をやり遂げるためのコツだと私は思っています。

なので、前項では「あなたが転職をする理由とは何か」を整理しましょうと書きました。
転職という行動に取り掛かり、継続し、やり遂げるための動機作りです。

自分なりの理由や動機は定まったけど、まだ転職に迷いがある…というあなた。
私も同じだったので、よくわかります!

迷いがあるというか、今一歩踏み出せないという状態ではありませんか?
まだあなたが転職活動をするに至らない理由は、「転職は何をすればできるの?」という疑問があるからではないでしょうか。

では、転職とは一体何をしたら良いのかを考えてみましょう!

そもそも転職って何をすれば良いの?

どういった方法をとるかは抜きにして、「転職」を完遂するための具体的な行動は以下かと思います。

1、次の就業先を決める(内定をもらう)
2、今の所属会社を退職する
3、次の所属会社へ入社する

転職活動と呼ばれる期間の考え方は人それぞれなのかとも思いますが、基本的に次の就業先が決まった(内定をもらった)時点で活動は終了と見なされるが一般的でしょうか。
正直、次の会社を決めることよりも今の所属会社を退職する方が大変だと毎回思いますが。。

では、それぞれの行動について見ていきましょう。
まずは、次の就業先を決める方法について。

あなたが新卒時に就職活動をされている前提で書きますが、やることは就活の時と同じです。
なんらかの形で企業へ志望の旨を連絡することから始まり、企業によっては1次試験なり書類審査ののちに面談などを行い、企業から採用可否の連絡があなたに届きます。

就職活動で繰り返した流れを行うわけですね。
勝手知ったる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
異なる点を強いて挙げるとすれば、新卒時とは窓口が違うくらいです。

企業によってエントリーシートを書いたり、履歴書を送ったりするところもあれば、中途採用なので場合によっては筆記試験が免除されたりすることもあります。
就職活動と同じですよね。

薄々感じているかもしれませんが、会社から内定をもらうための方法をあなたはもうご存知なのですよ!
1度やったことがある行動を、またやるだけです。
そう思うと、また1つハードルが下がりませんか?

一般的に言われている転職活動は、次の就業先が決まった時点で終了です。
何年か前に経験した行動を辿るだけで、あなたの転職活動は無事に終わりを迎えるわけですね。
全然難しくない!!!

そして、次の会社から内定をもらうまでなら、自分の気持ちだけでずんずん進んでいけます。
では、次の就業先が決まった!その次は??

今の所属会社を退社しなければいけませんね。
これが実はめちゃくちゃエネルギーを使います。

まず、タイミングとしては次の会社を決める段階が望ましいですが、今の所属会社の「就業規則」を熟読しましょう。
必ず「退職」に関する項目があるはずです。

あなたが今所属している会社を退職する際の決まりごとが記載されています。
大抵、記載内容は「退職希望日の30日以前に退職願を提出すること」とかです。

どこの会社も似通ったものですが、あなたは「就業規則」に同意して入社しているはずなので(私の最初の会社のように就業規則を見せられたこともないし、同意書などに明記されていないこともありますが、本来あってはいけないことです)、記載されている内容を守る必要があります。

まあ、いろいろ労働基準法などを読むとどうにか無理やり退職することもできますが、揉めたりして面倒くさいだけなので書かれていることを守りましょう。
同じ業界で転職をしたりするならなおのこと、揉めても良いことがありません。
ちなみに、「就業規則」についてわかりやすく知りたい方はこちらのサイトを参照してみてください。

これは私の経験則ですが、退職希望日から3ヶ月くらい前に上司などへ相談しておくのがおすすめです。
退職希望日の 1ヶ月前に突然退職願を出しても、大きい会社であればあるほど動きが遅くてストレスが溜まるばかりなので。

辞めたい時に辞めるのが労働者には認められた権利だ!という意見もわかるしその通りですが、あなたの転職理由がポジティブな理由であるならばできるだけ後腐れないように去るのがベストです。
世間は狭いので、誰が誰とどんなところで繋がっているかはわからないですし、何かの縁でお引き合いがあるとも限りませんからね。

それから、できるだけ早めに退職する旨を伝えておくことで、退職希望日までの自分の時間の使い方が変わります。
私は自分がやっていた業務を別な部署へ移管することになったのですが、1ヶ月では決して足りなかったでしょうし、3ヶ月猶予があってよかったです。
早めに自分がいなくなることを公表してもらったおかげで、上司と相談しながら引き継ぎ資料を作成したり、後任の人とも業務内容や現場の人たちについて情報を共有する時間も作れました。

自社で働いているなら別ですが、IT業界のように客先で業務を行っているという場合は、自社だけでなく客先まで話を通すのでかかる時間が倍になります。
自分の業務にどれだけの人たちが関わっているのかを見て判断するのが良いと思いますよ。

残念な営業さんとかだといつまでも客先へ言わず、退職ギリギリになって報告されたこともありました。
おかげでお客さんからチクチク言われたりしましたけどね。。

とまあ、いろいろな気を遣って退職さえできれば、あとは次の会社へ入社するだけです。
これも、あなたは経験済みですよね。

どうでしょう。
もっと細かい手順なんかはあるにはありますが、「転職」ってざっくり書いてみるとこんな感じです。
「なんだ、こんなもんかー」って思いませんか?

もーっと細かいところは、あなた次第です。

就職活動時にも感じたかもしれませんが、志望する会社の数が多ければ多いほど時間も手間もかかりましたよね。
5社志望するのと、10社志望するのは違うし、20社、30社と増えるほど準備は大変になります。

それから、今の会社を退職するとき。
そもそも引き継ぎの資料は不要かもしれません。
抱えている業務によっては、退職するまでに後任の人を育てるところまで担わなければいけないかもしれません。

こういった部分はあなた自身がよくわかっていると思います。
まずは、大まかにで構いません。
「転職」という言葉に含まれる行動がどのようなものかイメージできたならOKですよ。

よくわからないな。。という気持ちがあると尻込みしますが、なんとなくでもイメージがあると次にとるべき行動が見えてきますよね。

現在進行系で働いているから転職活動なんて無理

「転職」で何をすれば良いのかが少しずつわかってきた!
でも、社会人って本当に疲れるの!
とても分かります。

だから、働いているあなたは偉い!

会社行って働くだけじゃない、通勤時間も疲れる、一人暮らしだったら帰ってもご飯を作ったり、自分のお世話までしなければいけない。
やっときたお休みも一瞬で過ぎ去ってしまう。

とにかく、社会人というだけで疲れます。
とっても分かります。

転職に限ったことではありませんが、働きながら何かをするというのは結構なエネルギーを使います。
疲れた体に鞭打ってるみたいなものだ!
すごく分かります。

でも、最初の項で考えましたよね。
あなたが働く理由はなんですか?
あなたが転職したいと思う理由はなんですか?

何か目標があったり、やりたいことがあって転職を考えたと思います。

毎日は疲れる。
だけど、次の目標を叶えたいという気持ちもありますよね。

私は大学生の頃、卒論のために教授と話しあちこちの図書館を巡って文献を探しては論文を書き、4年生になっても通常授業を周りの友達よりも多くとっていましたけど、朝から晩までバイトをしつつ地元から夜行バスを使って関東で就活をしていました。
あの頃に比べたら全然辛くないなと思いました。

かなりの根性論かもしれませんが、社会人になったあなたは親や周りから制限されることなく、あなたが自分で抱いた目標や希望を叶えるために努力することができます。
これまでに1番辛かったことに比べたら、きっと大したことないですよ。

転職したら、今よりももっとお給料がもらえる。
転職したら、今以上にやりがいのある業務ができる。

そういったポジティブな変化は、必ずあなたのためになります。
そして、やる気も引き出してくれますよ。

また、いきなり転職活動しよう!と思えるほどエネルギーのある人はきっと多くありません。
頭ではわかっていても、グダグダしてしまうものです。
私も初めての転職活動ではそうでした。

でも、少しずつ自分の手を動かしてみることはできますよ。
例えば、自分の志望動機に合致するような会社はどこかなと興味関心で調べてみることはお手元の端末ですぐにでも可能です。
世の中にはたくさんの会社がありますからね。
あなたが叶えたい目標を、この会社でなら達成できる!と思える会社はきっとあります。

今すぐエントリーシート書いて!企業の採用担当者さんと面接して!なんて言いません。
業界の求人や気になる企業の情報を集めることも、立派な転職活動ですよ。

3、20代女性の転職は難しいのか?

前項までで、「転職は難しくない」と感じてもらえるような文章を書いてきました。
多少の苦労や疲れは感じるかもしれませんが、決して難しいものではないと思っていただければ幸いです。

では、ここからはあなたが1番悩んでいるであろう「20代女性の(あなたにとって)転職は難しいのか」 を考えてみましょう。

あなたの体験に無駄なことは1つもない

20代女性と一口に言っても、前半か後半かで社会的な意味合いは異なるかと思います。

本記事では4年制大卒後、就活を経へ社会人2〜3年目の方を想定した悩みについて書いていますが、もしあなたが28、29歳であれば今の私以上の社会人歴を持っていることになります。

社会人として5、6年も生きていれば、それなりの経験も技術も身についていると思います。
そして、30歳を目前としているあなたは、社会から見ると自分の生き方や家庭などをあれこれと考えるには相応しい年齢です。

そういった立場の人が口にする「キャリアプラン」という言葉の重みは強いです。
企業の採用担当者や人事の方も「うんうん、そうだよね人生設計考えるよね。女性は早熟だけど、あなたはしっかりしているね」といった反応をだいたいの人がくれます。

なので、28、29歳のあなたは転職活動においてとても有利だと思います。
自身の強みを理解して、「ものは言いよう」の精神でお話すれば、引く手数多なはずですよ。
ぜひ自信を持って転職活動をしてくださいね。

対して、社会人経験2、3年目のあなたです。
あなたが「キャリアプラン」を口にしても「ええ、本当にそんなこと考えてるの?」と驚き半分、苦笑半分な反応をいただきます。
私もそうでした。

そして、社会人となったばかりのあなたは、自分にできることなんて…と思っていませんか?
今、あなたはどんな業務を担っているのでしょうか。

IT企業であれば、よほど優秀な大学を出ているとか、専門分野を専攻していたとかではない限り、まだまだ上長やチームリーダの下について定型作業をこなす作業員レベルという扱いが多いです。
でも、そんなあなたは社会的に見ればフレッシュでポテンシャルに満ち溢れた存在として認識されます。

新卒の就職活動に限らず、中途採用枠でも若手を求めています。
経験はなくても、若いというだけで可能性を見出されます。

自分は何も持っていない、自分は何も出来ない、そんな風に思っていてもあなたの存在自体が十分な人材として扱われます。
これって実はすごいことですよ。

言い方は悪いですが、歳を重ねれば重ねただけ培った知識と経験を求められます。
ようは「即戦力」という枠ですね。

でも、若いあなたは新人の枠で入り、その企業の若手として育てられるわけです。
これはある意味、20代前半のあなただからこそできることだと思います。

そして、あなたが持つ志望動機はポジティブであるほど良いです。

例え、今の会社を退職する理由が「ブラック企業だから」だったとしても。
何事も良し悪しがありますからね。
悪いことを言い換えて、相手にプラスと受け取ってもらえるような言葉を選べば当然あなたの印象はよくなります。

私は最初の会社が求人専門の広告代理店だったので、いろんな企業の採用担当者さんや人事の方とお話をさせてもらいましたが、みなさん一貫して若い人なら嬉しいと言っていました。
若さは大きな魅力なのです。

あなたは何もない人ではありません。
そして、あなたには目標がある。
あなたの志望動機に合致したり、目標を叶えられそうな会社を選べばあなたのお話を相手は真摯に聞いてくれるはずです。

企業の方も言っていましたが、どんな経歴を持っていても最終的に採用するのは「この人と働きたいかどうか」で決めると言っていました。
だから、あなたの話の軸となる志望動機は明確に持っている必要があります。
志望動機は最初にも書いているとおり、あなたが働く目的です。
難しく考える必要はありませんでしたよね。

私の考え方でもありますが、自分の気持ちや願望は、これまでの体験などから得られる考えだと思います。
こんなことができるようになりたい、だからまずはこれを出来るようになろうとか。
あの人のように仕事ができるようになりたい、だからまずはこの仕事から取り組んでみようとか。
あなたの体験は全てあなたの気持ちや願望に反映されていきます。

あなたが今担っている業務は手順書を見ながらの定型作業かもしれません。
でも例えば、この手順書は見やすいから、自分もこんな表や文章を用いて手順書を作れるようになろうとか。
この定型作業はやりづらいから、工夫したやり方を考えてみよう、それがうまくいったら上長へ相談してみようとか。

あなたが今担っている業務は、あなたを成長させてくれたり、思わぬアイディアとなってあなたへ蓄積されたり。
どんなことも、やって無駄なことはありません。
あなたの体験は、絶対に意味があることなのです。

そして、あなたの中に蓄積された体験はあなた以外にはありません。
あなたには、あなただけの十分な可能性があります。

ポイントは、自分をどう売り出していくか。
わからなければ、あなたが自分でダメだと思う点はどんなところですか。
1つ浮かんだら、それをポジティブな言葉で言い換えてみましょう。

なんでも、ものは言いようです。
あなたは自分のダメな点を思い浮かべましたよね。
そんなあなたは、自分を客観的に見ることが出来る人というわけです。

ネガティブワードをポジティブに言い換えるのって面白いですよね。
あなたの売り出し方は、あなたが1番よく知っています。

あとはほんの少しでも自信を持ってみてくださいね。

目標はいくつも持ち、確実に1つずつ叶える

20代前半の人が持つ「若さ」という武器について前項で書きましたが、世の中が必ずしも若者を優遇してくれるわけではないことも確かです。

若者に限った話ではないですが、何事も自分の権利を主張ばかりしていても全て受け入れてもらえるわけではありません。
だから駆け引きが大事になってくるのですが、あいにく経験が浅い若者にとって駆け引きできる材料はとても少ないです。

ではどうするのかと言えば、我慢という行動が必要になるわけです。

あなたの目標が叶えられる企業を探しましょうと言いましたが、目標が常に1つだけとは限らないですよね。
でも、幾つもある目標を一度に全部叶えられる会社って探すとそう多くはないと思います。

業務はこれとこれが出来るところで、それ以外はやりたくない!
それから福利厚生はこれとこれが絶対あるところで、お給料も何円以上じゃないと嫌!
残業はやりたくない、繁忙期でも月10時間以内を絶対厳守。

わかりますよ!気持ちはわかりますけどね!

まず考えて欲しいことは、今の自分にとって1番叶えたい目標は何か優先順位をつけること。
目標、希望が10個も20個もあるのは当然のことです。
むしろ、たくさん持ちましょう。

でも、企業に属する場合、自分の気持ち全ては絶対に叶いませんよね。
それが団体に所属する宿命だと思います。

自分の希望に全部合致する会社じゃなきゃ嫌だ、と思っているならきっと転職は難しいです。
それだけ枠が狭くなりますからね。
どうしても嫌な人たち、飲み込めない人たちは独立していくわけです。

ただ「今すぐに」は難しいだけです。
数十個もある自分の希望や目標を1つの企業で達成したいと思うなら、時間をかければ可能かもしれません。
社会が変わり、企業が変わり、あなたも変わっていきます。

まずは現状を変えたいという目標を持ち転職のハードルを下げたいと思うなら、優先順位を決めて1つ1つ確実に叶えられるような選択をしていけば良いです。
これは、あくまでも20代のあなただからこその戦い方です。

これから先、歳やキャリアを重ねるあなたは、その時のあなたなりの戦い方が出来るはずですよ。


まとめ

私の少ない経験談で恐縮ですが、20代女性の転職は難しくないと思います。
でも、1回の転職で自分の目標や希望が全部叶うかと言われたら違うかなとも思っています。

幸い、今の世の中はポジティブな意味で転職をすることが当たり前になってきました。
1度やれば2度も3度も同じだ、とは言いませんが何度転職したって決してあなたの不利にはなりません。

どんなことも、あなたの体験に無駄なことはありませんからね。

ちなみに、初めての転職と2度目の転職を比べた時、2度目の方がためらいも戸惑いもありませんでしたよ。
転職は怖いことでも悪いことでもありません。

あなたが働く理由はなんですか。

あなたがあなたと向き合う時間を作ってゆっくり考えてみることも大事だと思います。
転職を考えているけど今一歩踏み出せないあなたの背中が押せていれば幸いです。

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ときさめ

ときさめと申します。 現在は20代後半です。結婚や仕事、親など色々悩んだり考えたりしたことがあったので、自分の経験や発見をまとめた記事を読んでくれた方が少しだけ元気になれたたら良いなと思いながらブログをやっています。 食べ物やギフト、結婚式のアイディアなどもまとめています。何か参考になれば嬉しいです!

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